梅雨ですね2013年06月08日 23時59分42秒

 例年より早い梅雨入りであったにもかかわらず、毎日夏日が続いたり、雨もほとんど降らない日が多く、傘の出番が少ないようですね。
 遅くなりましたが、6月研究会のご案内です。5月の研究会のときに6月8日(土)を予定していますと言ったきりで、ご迷惑をお掛けしました。

今月は、3日間にわたって施設ケアマネジメント研修会を研究会メンバーと担当しています。4年前から愛知県シルバーサービス振興会が主催している研修会で、多くの方が受講しています。
 「できるかぎり自宅で看たい」、「できる限りこのままの生活をしたい」ということは、居宅介護支援で「本人・家族の意向」だけでなく、総合的な方針の中にも書かれたりしていますが、「できる限り」とはどのような状態になることを想定しているのでしょうか。「できる限り」とは具体的にはどこまでが「限界」となるのでしょうか。
 現状では、居宅生活が困難になって施設入居となることが多いのですが、家族介護など居宅での介護が行き詰まって施設入所すると、再び居宅での生活の再構築は困難になってしまいます。施設生活に何を求めるのかということはとても重要なことですが、入居者の視点で何を求めるのかを考えること、家族の視点で何を求めるのかということは必ずしも同じではありません。施設に入居することで何を解決しようとするのか、入居者と家族はそれぞれ何を「望ましい状態」と思っているのでしょうか。どのような条件を満たせば好ましい状態になるのでしょうか。施設生活の中で入居者は何を実現し、援助者は何を提供していけばよいのでしょうか。
 施設の中で入居者はどのような生活をしていくのか、施設入居の期間を人生の意義ある時期にするためには何が必要なのでしょうか。通過施設といわれる施設や生活施設といわれる施設、新しい住まいの形といわれる施設であっても、「いろいろあったけれど自分の人生はそれなりによかったなあ」と思える生活の条件をどのように整えていけばよいでしょうか。

 それでは、今月の研究会についてお知らせします。

1)研究会日時
  1月研究会: 6月29日(土)午後1時30分~午後4時30分
会場は、午後1時から5時まで使用できます。
2)研究会会場
  CHUTOホール 605
   〒460-0008  名古屋市中区栄4丁目16番29号 中統奨学館ビル
会議室連絡先 Office Park NAGOYA(090-9905-7460)
   地下鉄東山線・名城線「栄」駅下車後、栄駅13番出口より南へ徒歩5分
アクセスマップ http://www.chuto.co.jp/hall/chutomap.gif を参照するか、会場(中統奨学館)またはオフィスパークナゴヤのHPをご覧ください。

3)研究会内容
  (1)ケアマネジメント事例研究と事例研究を基礎としたスーパービジョン
  (2)対人援助やコミュニティ・ケア、制度に関する勉強会
  (3)その他
4)参加対象
  コミュニティ・ケアやケアマネジメントに関わっているケアマネジャーやサービススタッフ、研修スタッフなどです。
  ご自身のスーパービジョンや事例研究を希望される方は、「事例」をご持参(写しを2部)ください。