立冬も過ぎて寒さを感じる季節です2016年11月09日 07時31分10秒

 お知らせの更新が大変遅くなり、ご迷惑おかけしました。

 今年から主任介護支援専門員の更新研修が始まり、また、実務研修や更新研修も変更になったので、研修スタッフとして関わる方は今まで以上に業務との調整が大変なことと思います。

 ところで、自分自身や周りの人が齢を重ねて、高齢者、後期高齢者になってきて、今まででは気がつかなかったことにふと気がついたり、今まで余り深く考えていなかったことをじっくり考えたりすることが多くなりました。人生の道程の中で様々なことを経験し、多くの見聞してきたことの中から、自分の今後の生き方だけでなく、人との関わり方(援助の関わり方も含みます)なども、より深く考えるようになってきました。
 9月、10月の研究会で少しお話ししましたが、例えば認知症の人が「財布を盗られた」というと、「もの盗られ妄想」などとして、本人の生活上の支障となると多くの場合思われています。そして、ますます本人が金銭管理ができないとされ、負のスパイラルに陥ってしまうことになりそうです。そこで、財布を必要としない生活になれば「問題」に発展しないことになりそうですが、「○○を必要としない生活」とは、どのような状況を指すのでしょうか。本人から「取り上げ」てしまえばよいのでしょうか。「○○を必要としない生活」ということは、とても哲学的な課題であり、宗教的なテーマでもあるのです。また、「寄り添う」ということの真の意味にもつながることでもあります。人の生き方、人生を評論家や批評家のように見るのではなく、その人の戸惑いや困惑を含めて、本人が向かっていこうとしているものをどのようにして見ることができるか、考えてみましょう。

 それでは、11月以降の研究会のお知らせです。
事例検討、事例研究を希望される方は「事例」(ご自分の手持ち用の他に1部)をご準備願います。時間の都合でできない場合があるかも知れませんが、事前にご連絡いただければ、優先的に採り上げるようにします。

 なお、12月研究会と1月研究会の終了後に、懇親会を予定しています。
例年は12月に懇親会でしたが、今回は、既に欠席予定のメンバーから懇親会に参加したいとの要望を受け、どちらかに出席できるように(両月とも参加はもちろんいいです)予定しました。参加希望者は、できるだけ事前にご連絡下さい。

<11月研究会>
日時: 11月26日(土)13:30〜16:30
    会場は13:00〜17:00使用です。
会場: CHUTOホール803

<12月研究会>
日時: 12月17日(土)13:30〜16:30
    会場は13:00〜17:00使用です。
会場: CHUTOホール605  ※いつもと部屋の階が違います!

<1月研究会>
日時: 1月14日(土)13:30〜16:30
    会場は13:00〜17:00使用です。
会場: CHUTOホール803