11月、12月の研究会のお知らせです2014年11月05日 11時08分01秒

 年々、紅葉・黄葉の時期が遅くなってきて、京都洛北の貴船神社、鞍馬寺でも11月初めで色づき始めということで、洛中の京都御苑、糺の森ではまだ青葉ということですから、11月末から12月初め(ひょっとしたら中頃まで?)が見頃のようですね。秋の風物詩、季語が、そのうち冬の季語になるかもしれませんね。
 今年の介護支援専門員実務研修受講試験は10月に26日に行われましたが、合格者はどの程度の人数になるでしょうか。昨年は1,500人余が合格し、実務研修を受講しました。昨年の全国の合格率は15.5%と過去最低から2番目という状況でしたが、今年はどうでしょうか。来年の試験からは「解答免除」がなくなるということもあって、要件を満たす人の駆け込みもあるようですね。
 制度改定により地域包括支援センターの役割が強化されますが、本来は、市町村が実施主体としての責任を果たさなければならないという基本を改めて強調する意味があります。また、特別養護老人ホームの入所条件見直し、老人保健施設の介護報酬見直しなども示されています。
 「生活の場」としての施設のあり方を今一度考えなければならないと思います。単に入所(居)者の「重度化」だけを見るならば、個人の疾病、機能・構造上の支障に焦点があてられて、個人の「できないこと」や個人のネガティブな面がクローズアップされて、ますます「預かる」という見方をもつ家族や職員が増えてくることが懸念されます。ケアマネジメント担当者は、「入所(居)者がこの場所でどのように過ごす(生活する)か」ということにもっと向き合わなければ、かつての「収容施設」と変わらない、というより、家族や社会のあり方にもかかわってくる問題が大きくなっていくのではないでしょうか。
それは、施設だけの問題ではなく、居宅の介護支援専門員の大きな課題でもあると思います。
 課題に対して介護支援専門員への法定研修、日常的な研修で、研修担当者の研修技術の向上を図ることはもちろんですが、研修の目的、対人援助の本質について担当者が十分理解をすることが強く求められます。

 それでは、11月と12月の研究会についてお知らせします。

1)研究会日時
  11月研究会: 11月22日(土)午後1時30分~午後4時30分
  12月研究会: 12月20日(土)午後1時30分~午後4時30分
会場は、午後1時から5時まで使用できます。
なお、懇親会の希望がありましたので、12月研究会終了後は参加自由の懇親会(場所は未定ですが、栄のお店にります)を行いたいと思います。

2)研究会会場
 11月研究会:CHUTOホール 502(5階)
 12月研究会:CHUTOホール 803(8階)
   〒460-0008  名古屋市中区栄4丁目16番29号 中統奨学館ビル
会議室連絡先 Office Park NAGOYA(090-9905-7460)
   地下鉄東山線・名城線「栄」駅下車後、栄駅13番出口より南へ徒歩5分
アクセスマップ http://www.chuto.co.jp/hall/chutomap.gif を参照するか、会場(中統奨学館)またはオフィスパークナゴヤのHPをご覧ください。

3)研究会内容
  (1)ケアマネジメント事例研究と事例研究を基礎としたスーパービジョン
  (2)対人援助やコミュニティ・ケア、制度に関する勉強会
  (3)その他

4)参加対象
  コミュニティ・ケアやケアマネジメントに関わっているケアマネジャーやサービススタッフ、研修スタッフなどです。
  ご自身のスーパービジョンや事例研究を希望される方は、「事例」をご持参ください。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mihirakotarou.asablo.jp/blog/2014/11/05/7483464/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。